2016年12月22日木曜日

自動車の指定空気圧について考えてみる

”首都高速における乗り心地には全く不満がなかったし、グレイスよりかなり上質な乗り心地に仕上がっていると感じたが、神保町周辺の市街地凹凸路での時速30キロ以下の低速走行時の乗り心地は別で、この領域ではグレイスの方が大分いい。指定空気圧が前260kPa、後230kPaと高いので、それぞれ30kPaずつ落としてみるとぎりぎりOKとなった”

 この記事を書いた小早川隆治さんは、マツダでRX-7の主査を担当した方らしいので、きっとむやみに空気圧を下げていないだろうと思い、ちょっと計算してみました。計算といってもタイヤの耐荷重を車両総重量で割ってみただけ。

マツダデミオXD Touring
車両総重量 1405kg
タイヤ 185/60R16 86h Etrto規格
指定空気圧  前輪260kPa 後輪230kPa

 メーカー指定空気圧の場合は 2050/1405=1.46 つまり、車両総重量の1.46倍の耐荷重となる。一方、30kPaさげた状態では 1880/1405=1.34 となり、指定空気圧の状態より8%ほど耐荷重が減ったことになる。減ったというとなんだか悪化したように思えるけど、場合によってはブレーキ性能と乗り心地が向上したとも言える。
 家の車は別メーカーのセダンだけど、車両総重量に対するタイヤの耐荷重は1.48倍で乗り心地も多少ゴツゴツ。指定空気圧から20kPa位下げて様子を見てみようかな。